こんにちは 上島 佳貴 Yoshitaka Uejima、
ご提示いただいた状況を整理すると、Windows 11 24H2 端末に WSUS 経由で更新を配信しており、グループポリシーで「アクティブ時間内の更新プログラムの自動再起動をオフにします」を有効に設定し、9時~19時をアクティブ時間として構成されています。 また、競合する2つのポリシーは無効化済みとのことですが、それでもアクティブ時間内に意図しない再起動が発生しているという事象です。
この挙動の原因として考えられるのは、Windows 11 24H2 以降で導入された更新制御の仕様変更です。 アクティブ時間ポリシーは「ユーザーが操作中の時間帯に自動再起動を抑制する」ための設定ですが、強制的に適用が必要なセキュリティ更新や Servicing Stack Update (SSU) が含まれる場合、アクティブ時間を無視して再起動が発生することがあります。 特に 24H2 では「Update Orchestrator Service (UsoSvc)」が再起動タイミングを管理しており、C:\Windows\System32\Tasks\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Reboot にあるタスクが強制的に起動するケースが確認されています。
対応策としては、まずイベントログを確認してください。 イベントビューアー > Windows ログ > システム で、ソースが「User32」や「Update Orchestrator Service」となっている再起動イベントを追跡することで、再起動がアクティブ時間を無視した理由を特定できます。
再発防止のためには、以下の構成が推奨されます。
グループポリシーで「再起動を許可する前に自動更新を通知する」を有効にし、ユーザー承認なしに再起動しないようにする。
HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU に NoAutoRebootWithLoggedOnUsers を DWORD 値で 1 に設定し、ログオン中は強制再起動を禁止する。
WSUS 側で「強制再起動を伴う更新」を配信する際には、事前にメンテナンス時間を設ける運用に切り替える。
特に Windows 11 24H2 では、アクティブ時間ポリシー単独では完全に再起動を抑制できない仕様になっているため、通知ベースのポリシーとレジストリ設定を併用することが実運用上のベストプラクティスです。
まとめると、今回の再起動はアクティブ時間ポリシーの不具合ではなく、強制適用更新や Update Orchestrator の仕様によるものです。 通知ベースのポリシーとレジストリ設定を追加することで、アクティブ時間内の意図しない再起動を防止できます。
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ドミック・ヴォー。